【タイプ1】ハリーの場合-12

つづき)

話は面白くないかもしれないが、続ける。

ハリーが出した「得点の概算」は、以下のとおりである。

おっと、その前に、国家公務員試験の場合、たしか「75%得点できれば合格する」と言われている。

つまり、20倍~30倍と倍率は、すさまじいが「冷やかし受験」の学生も多い。

そこのところが、大学受験と違って、「高い受験料を払って、まったく勉強もせず受ける学生はいないだろう。

「実質の倍率は、半分以下」になっただろう。

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ハリーが思う「大学受験」との違い。

国税専門官の場合

●公務員試験(当時)は、「75%でほぼ合格」

●「倍率の戦い」でなく、「得点の戦い」

●「冷やかしの学生も多く受験」

大学受験の場合

★「センター試験」では、「とにかく高得点を上げる必要がある」

→「センター試験」の出来次第で、二次試験の出願校に大きく影響

★「センター試験が低い」と「足きり」や「一次と二次の配点によって不合格になることも」

→「センター試験の得点が悪いと、二次試験以降に不利になる可能性大。

★「得点の戦い」でなく「倍率の戦い」あるいは「偏差値の戦い」

→「大学の定員内」に入れば、「得点」でなく「偏差値」で合格

→「平均点が低ければ、その年の合格ラインが低くなるし、平均点が高くなれば、合格ラインも自然に高くなる。

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つまり、「公務員試験」は、年によって「難易度が上下しない」

「大学受験」は、年によって、「ある教科が難しかったり、簡単だったり、倍率が上下したりする」

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ここで、繰り返すが、「ハリーの今回の暴挙」を、絶対に真似しないでほしい。

浪人時代の「予備校の先生の話」を、ここで披露しよう。

これは、「受験のプロがいっているので、都市伝説ではく、実話である。」

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★「問題が変わると、上位5%を除いて、合格者が変化する」(某予備校の数学の教師談)

→どんな問題が出ても、「確実に合格するのは、上位5%のみ」出るという意味。

→残りの95%は、変動する

→ハリーも「絶対に東大合格間違いナシ」の「浪人生」が、「不合格」した話を数件聞いたことがある。

 

★「合格ライン」(合格するか不合格するかのボーダーライン)に、「ごちゃごちゃと集中している」。受験生が見たら、「気絶しちゃうだろうな」 (某予備校の教師談)

→つまり、「合格ラインに相当数の受験生が集中」

→上位と下位は、マバラ。

→「合格ラインは、1点か2点の差で決まることも多い」

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これは、30年前の「受験戦争(当時はそういっていた)」の話だが。

現在は、子どもがいないので、詳しく分からないが、トップクラスの大学になると同じ状況ではないだろうか。

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なので、

「この方法は、大学受験などに絶対に使用しない」でほしい。

 

「倍率や偏差値」よりも「得点」が「メルクマール」なので。

 

だが、当時よりも「一生安定の公務員志向」が年々高まっている中、「現在では、通用しないかも」

 

つづく)