つづき)
本棚を調べてみました。
出てきました。
●「猫はA型」
●「日本の猫の尻尾が短い訳」
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出所は
『どうしたらネコと仲良くなれる』 (沼田 朗 著)
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P40~P42 -抜粋
猫の血液型でいちばん多いのは何型なの
●動物たちにも血液型が存在する
あいかわらず血液型性格判断には人気がありますが、人間以外の動物たちにも、実は同じように血液型があるのだそうです。
動物の血液型について本格的な研究が進められたのは1940年以降です。人間のA、Bなどの血液型物質が、動物の血球や臓器、分泌液などにも存在していることがわかっています。
とくに、類人猿は人間の血液型と構造が似ていて、チンパンジーにはA型とO型があり、ゴリラやオラウータンにはA型、B型、AB型があります。
ブタは、A型が多いそうで、なんと、これが人間のA型物質の研究材料に使われているそうです。カエルやカメは、人間のB型とよく似た血液型物質を持っています。また、ウシガエルはAB型物質の研究材料に使われているとのことです。
面白いことに、植物にも血液型に似た物質があり、O型が最も多く、次にAB型で、A型とB型は少ないそうです。このように、人間以外のいろいろな生物にも血液型が存在しているのです。
●A型人間は「ネコのような性格」なのか?
そんなわけで、ネコにも血液型がありますが、実はある血液型が圧倒的に多いのです。いったい何型だと思われますか?
ネコの典型的な性格をよくある血液型性格分類にあてはめてみるならば、「自分勝手で独立独歩、あくまでマイペースにわが道を行く」ということで、B型でしょうか?
いやいや、「ちょっとした環境の変化にも神経質になるし、暇さえあれば顔を洗ったり、ウンコは埋める清潔好き」となればA型でしょうか。
それとも、「とにかく、一日中、寝てばっかりいる」ということで、睡眠不足に弱いAB型なのでしょうか?
その答えはA型です。
ネコの血液型調査で、いちばん多いのはA型で、なんと93%もの割合を占めているそうです。
AB型が5%でB型が3%だったといいます。
また、別の調査でもA型は、70%以上を占めて、O型はいないという結果が出たそうです。(小島正記著 『猫の正しい飼い方と暮らし方』永岡書店)
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P100~P101 -抜粋
ネコが尻尾を振るのは怒っているからなの
●「化けネコ伝説」が日本のネコの尻尾を短くした?
ネコには尻尾の長いものもいれば、短いものもいます。尻尾はバランスをとるのに役立つといわれていますし、他のネコ科動物はボブキャと、オオヤマネコなど、ごく一部を除いて、全ての尻尾が長いです。すると、長い方が自然な姿だと考えてよさそうです。
尻尾が短いネコは、もともとは骨の突然変異でしか生まれませんが、優性遺伝します。つまり、一度、生まれてくれば、短い尻尾が代々遺伝してしまうわけです。全く尻尾のない突然変異種は致死性遺伝なので、無尾で有名な純血種のマンクスは、尾のあるネコとの交配でかろうじて品種が保たれています。
そんなわけで、ある日、突然変異で生まれた尻尾の短いネコg、優性遺伝であるがゆえに、いつのまにか増えてしまったのです。
ところが、このように尻尾の短いネコが席捲しているのは日本だけの話で、諸外国には、尻尾の短いネコはそれほどいません。動物学会の故・平岩米吉氏のよれば、短尾のネコは江戸後期から「化けネコ伝説」を理由に急速に増えていったのだといいます。長い尻尾がヘビのように動くのは気味が悪く、さらに、その尾が二股にさけるとなれば、「短い尻尾のネコは化けないが、長いのは化ける!」などと噂が広まり、尻尾の長いネコは捨てられ、短いものだけが飼われるようになったのです。
さらに長い尾を切る風習さえ生まれ、それは、昭和の初めごろまで残っていたといいます。その結果、今でも日本のネコには短い尻尾が多いのだそうです。
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おおむね、ハリーの記憶は、「あっていた」
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このように、「データを出すときには、出所を示す」ことは、とても大事である。
「持論」と「その判断材料」を明確にすることは、すこぶる大事。
「インデアン、嘘つかない」
「ハリー、嘘つかない」
「インド人もびっくり」
「ハリーもびっくり」
つづく)