「三菱 佐藤」が提出してきた「データ解析」-5

つづき)

昼飯明け

では、再スタート

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ひとつ前のブログの最後の方で、掲げた「データ」から。

分析4

これでは、見えにくいので、「注目しべきところだけ抜粋すると」

分析5

首都圏不動産流通市場の動向(公益財団法人東日本不動産流通機構)

中古マンション 基本データ

■成約状況

です。

今度は「グラフではなく実数表示」です。

ちょっと数字がつぶれて見えにくいですか?

 

説明すると 【上段は】

年/月      件数

2010/07-09   7133

/10-12   7410

2011/01-03   7863

/04-06   6779

/07-09   6790

/10-12   7439

2012/01-03   8612

/04-06   7653

/07-09   7451

/10-12   7681

2013/01-03   9663

/04-06   9344

/07-09   8338

 

 この数字を見ても「ここ3年間のデータ」で「1月~3月」が「一番成約数が多い」

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さらに【下段】では 「月ごと」である。

2012/07  2736

/08  1940

/09  2775

/10  2744

/11  2574

/12  2363

2013/01  2517

/02  3316

/03  3830

/04  3119

/05  3076

/06  3149

/07  2965

/08  2250

/09  3123

 

 このデータは、すこぶる興味深い!

ここに

「三菱 佐藤」の「データのトリック」が!!

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【解析】してみよう。

*「1年間程度のデータ」であるが傾向ははっきり出ている。

 

①「1月」が「なんと年間を通じて、二番目に契約件数が少ない」

→これは、年末年始の日本国内一斉の休みである「年末の休み」と「正月休み」と関係が深いと考えられる。

→「1月は、実質、正月明けの1月11日あたりから稼働するのでは」

→「夏休みは、一斉に休みではない」

→つまり、「1月の1/3は、動きなし」となるのでは。

→ゆえに、「契約件数も下がる」

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②続く「2月」「3月」。なかでも「3月」が「1年のうちで一番成約率が高い」

→年度末に向けて、「一斉に動き出す」ことが「理論上も合致する」

→「転勤」「転職」「入社」「進学」「転校」に「キリがいい」時期である。

 

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③「契約するためには、マンション検索・問い合わせ・内覧・交渉」など「ある程度の時間が必要」である。ということは、「12月」や「1月」あたりから、「不動産が動きだし」、その後「2月」『3月」に「契約」という経過を踏むであろうと推測できる。

 

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④「年末・年始あたりから不動産は動きだし、契約に結び付きやすいのが3月ごろまで」は「正しい」

→つまり、「1月」は「潜伏期間」

 

★つまり、「年末・年始に売り出しを開始しなければいけない時期」なのだ。

「今が、そう!」

くそ佐藤!

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さらに、分析すると

⑤「6月」は「1年を通じて、平均的なさ数字」である。

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⑥「8月」は「1年間を通じて、一番契約率が少ない」

 

★先にも書いたが

 

「マンション検索」→「問い合わせ」→「内覧」数回→「売買交渉」→「売買契約」

と「契約までには、タイムラグ」が生じる。

 

つまり、「8月で契約率が一番低い」ということは、「その前の梅雨時に動かない」ということだ!

 

梅雨は、平年「6月上旬から7月20日前後(関東の場合)」とされる。

この時期に、「物件の問い合わせがない」ので「そこから1か月~2か月後の「8月」契約に結びつかない」という「からくり」だ!

 

つづく)